都留文科大学_大学院2025
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 文学研究科社会学地域社会研究専攻の目指すところは、社会学を基礎として現代社会および地域社会に関する総合的・学際的研究を深め、今日の社会がかかえる諸問題に地域社会の側から主体的に取り組むことのできる高度の専門性を備えた人材を育成することです。 中心的な研究領域として、「地域社会の構造研究」と、「地域社会の環境研究」の二分野を設定し、これを基幹科目群としています。前者の研究領域は、さらに〈政治・経済的領域〉と〈文化的領域〉に分けられています。 その他、理論的な基礎を深める科目として基礎科目を設け、加えて、基幹科目群における専門的な研究課題に複眼的に取り組むために、関連諸科学の調査・分析方法やその成果を学び応用するための科目として、関連科目群を置いています。 以上のような研究分野の構成と諸科目の配置を踏まえて、現代社会および地域社会の研究を重点的かつ有機的に深め得るカリキュラムを編成するために、〈政治・経済的領域〉、〈文化的領域〉、〈環境研究領域〉という、三つの履修系列が設置されています。カリキュラムは、これら三つの履修系列を核として編成されています。ディプロマポリシー本専攻は、志望する研究領域に対応する指導教員の下で、現代社会の問題状況を分析し領域ごとに研究すると同時に、積極的に隣接分野の科目群や基礎科目を履修し、現代社会に対して新たな社会構想をオルタナティブとして提示できるテーマを選択することで、修士論文を完成させる。その間、学内外の研究会や学会への積極的な参加、院生同士の研究交流を通じ批評能力を付与する。カリキュラムポリシー本専攻では、社会学を基礎として地域社会に関する総合的・学際的研究を深めるために、基礎科目において社会学と地域社会論の基礎的な理論を学び、基幹科目で地域社会についての構造研究(政治経済的領域と文化的領域)や環境研究領域の各分野の研究を掘り下げていく。さらに関連科目において個別の分析方法を修得することで、修士論文を完成できるようにする。アドミッションポリシー本専攻は、現代社会系、環境・コミュニティ創造系の両者を包摂し、グローバル化すると同時に大きな格差状況をもたらしている現代社会の構造と本質を鋭利にかつ体系的に学ぼうとする学生を期待する。地域社会の諸問題に、主体的に取り組む人材の育成を目指し、地域社会研究を論理的・複眼的に深める社会学地域社会研究専攻11

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