都留文科大学_大学院2025
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 国文学専攻は、国語・国文学についての専門性をより深く追究するとともに、広い視野を持って高等教育の場に立ち得るような人材はもちろんのこと、社会人として、より高度な言語文化の研究・発展に貢献しうる人材の育成を目的としています。そのため、本専攻においては、古典文学・近代文学・漢文学・日本語学・国語教育学の5分野を基本に、その実力養成を主眼としながら、より豊かな専門性を構築するために、関連科目として日本文化特殊研究などの科目も選択できるように配慮されたカリキュラム構成を行っています。 古典文学研究では上代から近世までの各時代、近代文学研究では小説・詩歌・評論等の諸分野を対象とし、さらに漢文学や日本語学の古代語・近代語、国語教育学の諸学にわたって、幅広く各専門において、充実した教授陣と、研究及び講義内容を有しています。また院生専用の研究室や図書室などの施設、さらにコンピューターの端末や無料複写機器などの設置、図書館において収集されている国語国文学関係のマイクロフィルム類は、専門分野の追究や修士論文の作成に欠くことのできないものとなっています。 近年では社会人のための夜間の開講授業や現職教員の受け入れなども積極的に進めていますし、外国人留学生の受け入れも行っています。 修了生は教育界や実業界に幅広く進出して活躍しています。ディプロマポリシー所定の修了要件を充足させた者に修士の学位を授与する。修了にあたっては、研究分野に応じた指導教員のもと、テーマ設定、調査・分析・考察の方法などにつき、研究上必要な指導を受けながら、研究の集大成としての修士論文を完成させる。現職教員については、再教育を通じて教育・研究の力を一層高め、修士論文を完成させる。また、本専攻において指導を受け、研究を実践することによって、専門性を高め、日本文学、日本語について柔軟に思考し、研究分野について多角的に考察できる能力を身につけていることが求められる。カリキュラムポリシー本専攻は、上代文学・中古文学・中世文学・近世文学・近現代文学、日本語学、漢文学、国語教育学、日本文化の分野について、特定の分野に偏ることなく総合的、歴史的に学ばせると共に、専攻分野の研究科目と演習科目の履修を必須とすることにより、研究テーマを掘り下げて修士論文を完成できるようにする。アドミッションポリシー本専攻は、次の要件を満たす者を入学させる。■国文学・日本語学・漢文学・国語教育学のいずれかの分野について、研究上の基盤となる知識を有している。■日本文化について幅広い視野から強い関心を持っている。■専門分野の研究を深めていこうとする強い意欲を持っている。広い視野を持ち高等教育の場に立ち得るような人材や、社会人としてより高度な言語文化の探究・発展に貢献し得る人材を育む国文学専攻7

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