FN110号
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46no.110 Mar 2022 no. 110 Mar.FIELD ・ NOTE (フィールド・ノート) 110号発行日:2021年3月30日発行部数:800部発行・編集:〒402-8555 山梨県都留市田原3-8-1都留文科大学地域交流研究センター『フィールド・ノート』編集部E-mail:field-1@tsuru.ac.jpバックナンバーは都留文科大学地域交流研究センターにありますので気軽にいらしてください。発行人北垣憲仁統括編集者西教生編集長渡邊唯〔36-37.39-41〕副編集長阿部くるみ〔26-29.47〕髙橋杏佳〔18-21.46〕編集風間悠花〔2-3.46〕赤松優香〔32.42-43.46〕佐藤優美〔1.11-13.44-45.48〕髙木帆月〔4-5.33-35.46〕谷朱理〔6-7.14-17〕宮崎明音〔22-25.30-31〕長岡芽依〔8-10.38〕ロゴデザイン工藤真純〔 〕は編集担当ページけしきが早くすぎさっていくのが好き。一人暮らしで車に乗らなくなっていた日、久しぶりにバスに乗ったときに感じたことでした。それ以来どこかに行くというよりも「車に乗りたい」と思うようになり、実家に帰れば兄弟の迎えやちょっとした買い物でもついていきます。よく通っていた道を眺めていると、知らない間にできていた建物や冬の生きものに気がつきます。あるとき母親が運転する車に乗っていて、「白鳥がいる! 」 と言うと、「よそ見させないで」と怒られてしまいました。(髙橋杏佳)かなざわの美術館に「私だけの城」という作品が展示されていました。いろんな地点から赤い建物を撮影していて、なぜその建物を撮ったのか説明はありません。不思議に思いながら年末年始の休暇を終え下宿先へ帰る途中、本学の屋上に天体観測用の銀色のドームがあるのが目に入りました。それを見た瞬間、「帰ってきたんだなあ」となんだかほっとしてしまいました。あの銀色のドームが私にとっての「私だけの城」なのかもしれません。(髙木帆月)でかけさきとして美術館が増えました。以前は自分から美術館へ行くことはありませんでしたが2年前に風景画の講義を受けてから、出かける用事のあるときは近辺で面白い展示がないか確認しています。本格的に鑑賞する知識はありませんが、大学で学んだことに遭遇するとわくわくします。今は与謝蕪村の「奥の細道図屏風」の人や、吉田博の「瀬戸内海集」の海の表現が好きです。自分にとって座学は出会いです。大学にいるうちにしっかり楽しみます。(赤松優香)おまたせ」私はリードとお散歩セットを準備して、愛犬「福」に話しかけます。福は「早く行こうよ」と言わんばかりにクロワッサンのような尻尾を振り応えてくれました。天気の良い休日は、私と福がデートをする日。公園の広い芝生で思い切り走った後は、カフェで水分補給をして小腹を満たします。福は控えめな性格なため、カフェで席に通されると真っ先に私の膝に飛び乗り身を委ねてきます。そして帰りの車内で眠そうに外を眺める顔に、また癒されるのです。福、来年も再来年も一緒にお出かけしようね。(風間悠花)おでかけ

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