FN111号
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no.111 Jul. 2022炭と野菜炭野菜とは、炭を肥料として使う栽培方法で作られる野菜のことだ。炭には微量のミネラルが含まれており、しっかりとした味の野菜が収穫できる。しかし炭は土にかえらないため、一定量を入れたらそれを維持していくのだという。雨が降ると、浮いて流れてしまうこともあるので毎日の手入れが欠かせない。また炭香ファームで作られるトウモロコシは時期を見定め、なるべく少ない回数で消毒を行う。収穫後に残っている薬剤を減らすためだ。消毒には日照時間や天候などタイミングが重要になってくる。 あるとき、収穫したトウモロコシの糖度を測ると、ふつうは16度前後のところ23度もあったそうだ。驚きながら聞いていると、小俣さんは「気温、水分、肥料、土の中の空気「道の駅つる」に立ち寄ったら、炭すみやさい野菜でつくられたジェラートを必ず食べる。野菜本来のうま味と甘みが口のなかに広がっていく。このおいしさはどのようにして生まれるのか。「炭すみこう香ファーム」の小おまたつとむ俣強さん︵63︶にお話をうかがった。を真心込める左:夏の収穫に向けて作業をする小俣さん 右:炭香ファームでは、うどんやそばなどの軽食や自家製窯で焼くピザも食べられる
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