113号HP用
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11思わぬ出会い 木像の毘沙門天を探すため境内を歩いていると、一人の女性から「散歩ですか」と話しかけられた。びっくりして思わず「はい」と答えてしまい焦っていると、境内で絵手紙の展示会が開催されていることを教えてくれた。私は絵を描くことが好きなので行ってみることにする。 展示会が行われている建物のなかに入る。窓に飾られた多くの絵手紙と、建物に広がる作者の世界に胸が弾んだ。わくわくする気持ちとともに、一枚ずつじっくりとみていく。色とりどりの花や野菜、にっこりと微笑む人のようすがあたたかいタッチで描かれている。水彩絵の具で描かれたのだろうか。同じ色を使っていても、絵のなかの状況や描いているものによって色のみえかたが変わった。 今年で7回目を迎える展示会は、「睦ぼくしんあん心庵岡おかもときみえ本公工さん窓枠ギャラリー」と呼ばれ、毎年1月から3月まで開催されているそうだ。絵手紙には、日ごろの感謝を伝える言葉も添えられている。私も絵手紙で、家族や友人に感謝の気持ちを伝えたくなった。長ちょうしょうじ生寺用ゆうしんいん津院広こうきょうじ教寺普ふもんじ門寺円えんづういん通院菅すげのがわ野川院いんべばし辺橋都留市駅赤坂駅谷村城下町駅①④⑤⑥⑦④円通院で御朱印と一緒にもらったうさぎのストラップ。ストラップを動かすたびに、小さな鈴が音を響かせる⑤用津院へ向かう道中にあった鳥居と神社。お酒が供えられていたため、誰かがここをおとずれたのかもしれない⑥院辺橋を通ったさいに発見したサギ。真っ白な羽を思いっきり広げて、桂川の上を羽ばたいていた⑦宝バイパスのトンネルの近くに並んでいた小さな道祖神たち。いろいろな種類の道祖神に惹きつけられる

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