113号HP用
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FIELD ・ NOTE (フィールド・ノート) 113号発行日:2023年3月20日発行部数:1000部バックナンバーは都留文科大学地域交流研究センターにあります。気軽にいらしてください。発行・編集:〒402-8555 山梨県都留市田原3-8-1 都留文科大学地域交流研究センター『フィールド・ノート』編集部E-mail:fieldnote.2020@gmail.com no. 113Mar.〔 〕は編集担当ページ20周年ロゴデザイン発行人北垣憲仁統括編集者西教生編集長阿部くるみ〔34-39,46-47〕佐藤優美〔1,34-39,48〕編集辻口いづみ〔8-9,40-41〕渡邊唯〔40-41,42-43〕浅井祐音〔6-7,18-20,21〕西佐和子〔4-5,30-33〕原優希〔10-13,22-23,44-45〕原口桜子〔14-17,27〕村井開〔2-3,24-26,28-29〕編集後記春夏秋冬春はお昼寝。だんだん眠くなっていく授業中……。お昼寝は年中しますが、春は格別です。柔らかな日差しを布団に、ウグイスの声を子守唄に眠ります。寝る前は「30分で起きる」と心に決めますが、起きてみれば1時間経っていることもしばしば。さすがに4時間も寝てしまった日は驚きました。しかし、時間を無駄にしたと落胆はしません。よく寝たということは、自分に力が蓄えられた証拠です。「春眠暁を覚えず」いわく、春は夜の時間が短いようです。本当はお昼にしっかり活動して、短い夜にたっぷり寝たいな。(佐藤優美)夏は野菜。日差しのするどい都留の夏は、車のない私にとって酷ですが、つい最寄りの八百屋さんへ通ってしまいます。というのも、濃色の野菜たちがうだるような暑さを吹き飛ばしてくれるからです。張りのあるトマトは丸ごとかぶりつくのがお決まり。氷水で冷やしたピーマンに甘じょっぱく炒めた肉味噌を乗せると格別です。ナスはあり合わせの調味料で浅漬けにし、素材本来のおいしさを楽しみます。粘り気と食感がたまらなくて、毎日のようにオクラ納豆を食べていたなあ。毎年、夏野菜のおかげで調子がすこぶるいいです。(辻口いづみ)秋はお祭り。美味しいごはんや晴れた日の色鮮やかな紅葉など、四季のなかで一番心踊るのが秋です。地元では、毎年9月にお祭りが行われています。私は生まれてから皆勤賞で参加していました。感染症の影響でストップしたのが悔しいです。山車や神輿のパレードは圧巻で、見ているだけでも楽しめます。そういえば、お祭り好きの父が9月生まれの私に「まつり」という名前をつけようとしていたとか。秋とお祭りが好きだと予感していたのかな。まつりちゃんにはなりませんでしたが、DNAは確実に受け継がれています。(阿部くるみ)冬は鼻先。鼻先がツンと痛むと冬がきたことを実感します。きびしい山梨の冬。肌に刺さる冷えた空気には思わず顔を覆ってしまうもので、いつも目ギリギリまでマスクを引き上げて小走りで家路につきます。しかし、ふと思い立ってマスクをはずし息をいっぱいに吸い込むと、肺のなかが澄んだ空気で満ちて清々しい気分になります。夏は呼吸するだけで身体が溶けてしまいそうで少し苦手だけれど、鼻先で感じる冬は嫌いじゃないのです。と言いつつ、この文章はあたたかいコタツにもぐって書いているのですが。(渡邊唯)46no.113 Mar. 2023 ロゴデザイン工藤真純伊藤瑠依裏表紙イラスト渡邉愛美

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