114号HP用

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no.114 Jul. 2023 88柄しゃくながれがわ杓流川はどんなところだろうか。そんな疑問を胸に源流の近くまで自転車で行ってみたり、長靴を履いて川のなかを歩いてみたりした。観察して心に残った３カ所を紹介する。源流を辿たどる柄杓流川について地図で調べてみる。都留市付近では、北側の対岸へ渡る橋が少ないようだ。渓谷を流れているところが多く、私にとってあまり身近な川ではなかった。柄杓流川はいったいどこから流れて来ているのだろう。そこで、地図を見て源流付近とおぼしき西にしかつら桂町ちょうにある「神しんりん鈴の滝」と、富士吉田市にある「白しらいと糸の滝」を目指すことにした。三みつ峠とうげ駅の近くまで自転車でやってきた。三ツ峠山の登山客と何度かすれ違う。60代くらいの女性3人組の登山客に声をかけてみると、河口湖から三ツ峠山まで登って帰って来たという。少し進むと、西桂町の「三ツ峠グリーンセンター」が見えてきた。そこからしばらくは、川沿いに水遊び場が並ぶ「三つ峠さくら公園」の横を進む。暑い日差しのなか、川で遊ぶ子どもたちは涼しそうだ。ごろごろと大きな岩が転がるのを見て、川の上流に来たと感じる。大きな岩盤の上を透き通った水が流れる「神鈴の滝」に到着した。本当に自然につくられたものかと疑ってしまうほど、大きな岩村井開(地域社会学科2年)＝文・写真杓歩柄流川をく十日市場付近の柄杓流川を歩いて観察しているようす(2023年4月29日）