FN115号
30/56

30no.115 Dec. 2023 フィールド暦夏から秋になるにつれて、生きものたちはどんなすがたを見せてくれるのでしょうか。2023年9月から11月に、キャンパスとその周辺で出会った生きものたちを紹介します。フィールド・ノート編集部=文・写真本州、四国、九州に分布します。ユリに似た花をつけます。キャンパス周辺でも日陰を中心に見かけます。果実には扁へんぺい平な種子がたくさんできます。ウバユリ(2023年11月18日、本学うら山)ススキの上でツマグロヒョウモンが翅はねを休めていました。見えているのは翅の裏側で、翅をひらくとオレンジ色を基調とした鮮やかな模様を見ることができます。ツマグロヒョウモン(2023年10月1日、本学うら山)成虫の翅はねは三角形をしていて、高速で飛行します。空中では飛びながら長い口こうふん吻で蜜を吸います。写真は、ブッドレアの蜜を吸うスズメガの仲間です。スズメガの仲間(2023年9月5日、4号館前)都留市ではここ数年で、すがたをよく見かけるようになりました。幼虫は、オオムラサキと同じエノキの葉を食べて育ちます。後こうし翅の赤い斑はんもん紋が特徴です。アカボシゴマダラ(2023年9月29日、4号館前)

元のページ  ../index.html#30

このブックを見る