116号マスターHP用
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no.116 Mar. 202434と、私を接客してくれた店員さんと目が合った。にっこりとした笑顔に魅了され、思わず話しかけてみた。店員の太おおた田さんは、はなちゃんカフェについてさまざまなお話をしてくださった。さらに会話は弾み、カフェの2階を案内していただいた。2階は天井が高く、1階と同様にお花の装飾で溢れている。あっという間に時間が経っていた。喋ることが楽しくてカフェで過ごす時間が心地よい。太田さんのほかにどんな店員さんがいるのだろう。すてきな店員さんとの出会いで、カフェのことをもっと知りたくなる。後日、私は、はなちゃんカフェで一緒に活動させていただくことにした。それぞれが活躍1月16日にはじめてカフェの活動に参加した。店員さんたちの仕事は、おもに接客だ。掃除や電話の対応、外のショップの店番、お客さんのコーヒーと紅茶を用意するなどは全員で行う。さっそく、店員の滝たきぐち口さんが外のショップの店番をしている。店内の入り口付近でお客すてきな出会い12月中旬、可愛いらしい名前からお店が気になり、自宅の近くにある『はなちゃんのカフェ&ショップ』に行ってみることにした。愛らしい猫の看板がお店の目印だ。店内に入ると、店員さんが「いらっしゃいませ!」と元気に迎えてくれた。気持ちのよい挨拶に、自然と笑顔になる。店内には、色鮮やかな造花があちこちに置かれていて、ゆったりとした音楽も流れている。庭園のようなカフェの雰囲気に心が癒される。車くるまふ麩のフライがメインのはなちゃんランチを頼んでみる。すると、ボリューム満点で、デザートまで付いてきた。カフェの料理には、自家栽培の野菜を使っているという。そして、コーヒーか紅茶の温かい飲み物も選べる。紅茶のフルーティな香りに包まれると、居心地がよくなりウトウトしてしまった。ふ﹃はなちゃんのカフェ&ショップ﹄は、今年でオープン11年目を迎える。障がいをもちながらも働く意欲のある人たちが、接客を通して社会と関わることで、自立を目指す場だ。①②③カフェ&ショちゃんのはなップ~笑顔から生まれる人の輪~①カフェは、「富士みち」と呼ばれる国道139号線沿いにある。外のショップでは、同じ事業所で製作している漬物やジャム、   都留で作ったお米や果物などを販売している。右奥には、大きなピザ窯もある(2024年1月23日)②店内のようす(2024年2月8日)③人気メニューのマルゲリータピザ。野菜たっぷりのサラダ付きだ(2024年3月2日)

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