117号HP用
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「円・つぶら」に込められた意味もともと「円・つぶら」とは、都留にある比呂子さんの自宅のことだったという。比呂子さんは2014年に都留へ移住し、今の家には2020年から住んでいる。この場所には、移住仲間が集まったり、お友だちが遊びに来たりしているそうだ。じつは、「円・つぶら」の名前を考えてくれたのは、当時、お米づくりに参加していた比呂子さんのお友だちだ。お米の「つぶ」と、いろんな人が集まるようすから「彼ら、我ら」という言葉を合わせて「円・つぶら」と名付けたらしい。響きがかわいらしく、比呂子さんはすぐに気に入った。最初は「円(つぶら)」と表記して「円」の読み仮名が「つぶら」だと強調していたが、「円・つぶら」のほうが縁起の良い画数だということで表記を変更した。なんだか子どもの名前を決めるときのようで微笑ましい。いっぽう「~FU・RE・RU~」は、比呂子さんがセラピストだったときに使っていた活動名だ。体にふれる、気持ちにふれるセラピストにはぴったりの名前だ。都留に来てか115号で取材したココニールへ久しぶりに足を運ぶと、寺てらおか岡比ひろこ呂子さん(49)のお弁当屋さんの看板が﹁~FふU・RれE・RるU~﹂から﹁円・つぶら﹂に変わっていた。驚いて﹁お店の名前が変わってる﹂と思わず言うと、比呂子さんが﹁そうなの。お弁当は﹃円・つぶら﹄のほうがいいかなって﹂とにっこり笑った。比呂子さんの活動に何か変化があったのだろうか。気になってお話を聞くことにした。比呂子さんのこだわりがつまったキッチン一緒につくってみんなで食べる比呂子さんの手づくり看板

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