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42no.118 Dec. 2024①②10月26日(土) ふるさと時代祭り 屋台お囃はや子し演奏会文化財は、文化芸術の交流や発信の拠点である文化施設に展示されています。しかし、私たちが暮らす都留には、展示されていないたくさんの文化財も眠っています。ここでは『フィールド・ノート』の活動を通して出会った文化財を、私たちの視点で紹介します。今号では「第40回ふるさと時代祭り」と「市制70周年記念つる産業まつり」を取材しました。『フィールド・ノート』編集部=文・写真文化つるのニュース~秋に開かれた2つのお祭り~ミュージアム都留の学芸員である福ふくしま島怜りょうさんに飾幕についてお話をうかがった。  左の写真は仲なかまち町が所有する「桜に駒」という飾幕だ。屋台お囃子演奏会で見ることができた。  八朔祭の屋台には1台の屋台に複数の幕が取り付けられていることが特徴だ。また、飾幕には多くの布が縫い付けられていて、谷やむら村が織物のまちであったことが影響している可能性があるという。さらに、生きものの目の部分にはガラス玉が使われるなど、まるで彫刻のような出来栄えで私たちを魅了するのだ。学芸員さんに聞いた 飾幕のひみつ  八朔祭は江戸時代から始まったお祭りだ。現在は「ふるさと時代祭り」と呼ばれ、まちの人びとに親しまれている。今年は台風10号の影響で延期となり、お祭りの一部である大名行列は11月の「つる産業まつり」で行うことになった。当日は演奏を聞くために八朔祭屋台展示庫に多くの人が集まった。1台ずつ違うお囃子が演奏され、合いの手を入れて演奏を楽しむ見物客のすがたもあった。八はっさく朔祭屋台の演奏①4つの屋台が勢揃いで演奏を披露した。屋台を近くで見ることもできた ②屋台の前では「ひょっとこ」がお祭りを盛り上げた③屋台で演奏の準備をするかたがた ④「都留の織物唄」と書かれた浴衣で踊りを披露していた③④②①

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