フィールド・ノート No67
41/48

41③夏鳥 夏を日本で過ごし、子育てをする鳥を「夏鳥」と言います。代表はやはりツバメでしょう。都留にはツバメとイワツバメがいます。猫やカラスなどの敵に襲われないように、人の出入りのある場所に巣をつくるようです。「トッキョキョカキョク」と特徴のある声で夏の訪れを知らせてくれるホトトギス、昆虫を食べるフクロウのなかまのアオバズクなどは、夏にしか見ることができません。④冬鳥 夏鳥と逆に、秋に北の国から渡ってきて冬を日本で過ごす鳥を「冬鳥」と言います。オレンジが目立ち、人家のそばによく来るジョウビタキ、カモのなかまなどが代表的です。鳥のなかまは、親子の関係も深く、子育てに一生懸命です。身近につくられた巣や、山に巣箱を掛けて観察すると、住んでいる場所や狩りのしかたによって運んでくる餌が違っていることがわかります。ほかの生きものとのつながりもよくわかります。カシラダカイワツバメフクロウ小口尚良(東桂小学校教諭)=文・写真ヤマガラの巣箱

元のページ  ../index.html#41

このブックを見る