フィールド・ノート68号
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FIELD.NOTE12煮た大豆を機械に投入し、すりつぶす(写真のようにミンチ状に形を変えて出てくる)つぶした大豆と「塩きり」した麦麹と塩を手で混ぜ合わせる混ぜ終われば、カビの発生を防ぐために塩をふりかけて、蓋をして保存する465う。大豆が親指と小指でつぶせるくらい柔らかくなれば、大豆を機械でミンチ状につぶす作業が待っている。電動の機械に大豆を入れていくと、きれいにつぶされた状態で出てくる。大豆がつぶされた状態のものに、「塩きり」した塩と麦麹を加えて手で混ぜる。目安としては、耳たぶくらいの固さになるまで。固さを確認しては、大豆を煮たときに出た汁「アメ」を加えて固さを調節する。「アメ」と呼ばれることに疑問を覚えたが、煮汁の色が水飴を連想させるからだと感じた。固さを調節する目安が耳たぶくらいといっても、人によって感覚も異なるから、最後は経験が頼りになるのではないだろうか。 時間にしておよそ5分から10分かき混ぜていた。手で直接混ぜると、大豆の生暖かい感触が伝わってくる。それが手づくりしていることを実感させる。舐めてみると、しょっぱさだけが口のなかに広がった。 この日に用意された20㎏の大豆は、約100㎏の味噌になった。それを、参加した9組の家族が11㎏ずつ桶に分配した。味噌にはカビが生えないように上から塩をふりかけ桶に蓋をして保存する。味噌は発酵して初めて完成する。夏にようすをみて黒カビを取り除いたり、かき回したりしながら、秋頃まで冷暗所で保存しておく。 朝の10時から作業に取りかかり、お昼12時過ぎには無事味噌をつくり終えた。初めて味噌をつくる作業に携わったが、少量の味噌であるならば、誰でも自宅でチャレンジできるのではないかと思うくらい手軽。しょっぱかっただけの味噌が、秋にはどう変化しているのか、今から楽しみである。人とのつながり 「ほしのこ会」は2007年に結成。都留周辺に住む家族が所属し、「ほしのさと工房」を拠点に月に一度の定期会を開いている。子育てやマクロビオティックについてのトピックを扱った「ほしのこだより」を定期的に発行しており、マクロビオティックの勉強会や料理教室なども開いている。それに加えて、今回おこなった味噌づくりのほかにも山菜採り、無農薬の田植えにも取り組む。活動が多岐にわたり忙しそうだが、自分たちのペースを大事に活動をしている印象を受けた。「ほしのこ会は、マクロビオティックを幹に集
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