フィールドノート69号
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FIELD.NOTE42①ヘビのなかまヘビには手足など、ないものがたくさんあります。でも、いろいろなことができて、たいへん栄えているなかまです。耳(外耳)や鼓膜もありません。音はあご44でキャッチしています。また、まぶた444がなく、目を閉じることはありませんが、透明なうろ44こ4が目を守っています。都留市には8種類のヘビが生息しています。「ハ虫類」うら山図鑑 第10弾ハ虫類は今から3億年ぐらい前に、両生類の一部から進化し、完全に陸上に進出した、わたしたちの祖先です。その後、種類も増えてとても栄えましたが、今から6500万年ぐらい前に多くが滅んでしまいました。ハ虫類が作り出した水分を通さない皮膚のおかげで、わたしたちも体内に多くの水分を保つことができます。ハ虫類は世界に約6600種類、日本には80種類くらいいます。山梨では15種類、都留市でも12種類確認されています。ヒカバリおなかのうろこを上手に使って、真っ直ぐに進んだり、体をくねらせて素早く移動したりします。木登りや泳ぎが得意なヘビもいますヤマカガシヘビは自分の頭より大きなものを飲み込むことができます。下あごの左右の骨は骨どうしでつながっておらず、あごが靱帯(じんたい)と筋肉でつながっていて、伸び縮みします。そのため大きなえものを丸のみすることができるのですアオダイショウ先が2つに分かれた舌を、チョロチョロ出しているのをよく見かけます。これは、空気中や地面の匂いの粒子を集めているところです。こうしてえものや敵(捕食者)を見つけたり、交尾の相手をさがしたりします木登りが得意です。4本のしま模様があります。アオダイショウシマヘビヒキガエルが好物で毒をもちます。ヤマカガシマムシ毒があり、攻撃性があります。地中にもぐります。ジムグリ水辺にすんでいます。ヒカバリシロマダラ夜行性です。成長すると模様が消えます。タカチホヘビ夜行性です。ミミズなどを食べます。

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