フィールドノート69号
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撮影者のことば表紙(05.01):石川あすかミュージアムつるでおこなわれた雛まつり展にて。会場の和やかな雰囲気を招き猫が物語っているようです。裏表紙(05.03):同上大月は初狩、笹子のあたりで川を、もとい空を泳ぐこいのぼりの一団。下から見上げるこいのぼりは空を泳いでいるように見えました。©2011『フィールド・ノート』編集部 乱丁・落丁の場合はお取り替え致します。編集部までお知らせください。FIELD ・ NOTE(フィールド・ノート)発行日:2011年6月30日発行部数:400部発行・編集:〒402-8555山梨県都留市田原3-8-1都留文科大学コミュニケーションホール地下1階地域交流研究センターフィールド・ミュージアム部門『フィールド・ノート』編集部E-mail:field-1@tsuru.ac.jp発行人北垣憲仁〔22-23〕統括編集者西教生〔19-21,46〕編集長石川あすか〔4-5,8-9,30-31,32-33,41〕副編集長香西恵〔1,16-17,30,48〕牛丸景太〔10-11,38-39,44-45〕前澤志依〔2-3,12-15,31,38-39,46〕編集狩野慶 〔40〕大澤かおり〔36-37,46-47〕北村彩乃〔46〕﨑田史浩〔6-7,24-27,30〕反保智栄 〔44-45〕平井のぞ実 〔44-45〕藤森美紀〔34-35,42-43〕持田睦乃〔28-29〕木村元美 〔18〕ロゴデザイン工藤真純もうすぐ夏がやってきます。山に囲まれた地域で生まれ育った私にとって、海はなかなか見れない貴重なもの。だから毎年、夏になると隣県の海に会いに行きます。キラキラと光る海が一瞬見えただけでも「海だー!」と大興奮。海へ行ったからといって、遊ぶわけではないけれど、波の音を聞きながら、海に沈む夕日を見るのが私のお気に入り。ただなんとなく海を見に行きたい。その思いに駆りたてられて、今年もついつい海へと足を運ぶのです。    (前澤志依)えふでで描いたように鮮やかでやわらかい色合いの5月の土手。その土手は故郷へ帰ると度々行きたくなる場所です。前回来たときは3月下旬だったのでヨモギやツクシがたくさん見られました。歩いたその日は曇りだったけれど目の先に広がる若葉色の絨毯が眩しい。耳を澄ます。チチーと飛び交うツバメ。クァッ、クァと鳴きながらヒュンヒュンはばたくカモ。ケーンケーンッと声を張りあげるキジ。色々な声が響き渡る土手は歩いているだけでわくわくする。つぎはどんな土手が見られるだろう。真夏の来る日が楽しみです。 (北村彩乃)ぎぃぃーーと聞こえる声で初夏に鳴くのはハルゼミです。アカマツの林によくいるようで、そちらのほうから聞こえてきます。鳥のさえずりとは違い音の変化が少なく、意識しないと聞き取れないかもしれません。数年前から都留市でもアカマツは枯れて少なくなっています。もえぎの季節、この先ハルゼミたちの生活する場所がどうなるのか、ちょっと心配です。初夏のアカマツ林は吹く風が心地よく、そこを歩くのが楽しみなのですが、ハルゼミの声がないと物足りません。                    (西教生)気になる場所no.69 Jun.編集後記

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