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おわりに「とる」。この言葉を切り口に秋を見てみたら、とって終わりじゃない、「とる」ことから何かがはじまることがわかってきました。木の実を採れば、何の実か調べたくなる。暖を取れば、あたたかい空間が広がる。写真を撮れば、その景色がずっと形に残る。記録を取れば、生きものやまちの変化がよくわかる。とったものとじっくり向き合うと、視野が広がったり、学びが深まったり、自分自身の成長につながるものがたくさんありました。ほかにはどんな「とる」があるだろう。とって見つめるその先には何があるだろう。これからもその答えを探しながら、私たちは秋を満喫するのです。

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