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ひろいもの3.鳥の巣①2012.1.16中屋敷フィールドで採集 採集者:香西恵昨年12月から今年1月にかけて3つの鳥の巣に出会った。「ひろう」とは「手に取る」とは何なのか。巣との出会いをとおして考えた。香西恵(社会学科3年)=文・写真【巣を見て分かったこと】番号は3つの巣と対応①巣材:枯れた細いツル、ササの葉、ビニール/大きさ:外径14㎝×14㎝、内径8㎝×8㎝、深さ4㎝/②巣材:裂いた樹皮、ビニール、枯れた細いツル、ササの葉/大きさ:外径13㎝×14㎝、内径9㎝×8㎝、深さ4.5㎝/③巣材:枯れた細いツル、ササの葉、落ち葉/大きさ:外径12㎝×14㎝、内径9.5㎝×9㎝、深さ4㎝3つの巣を比べると、巣材の特徴、巣のつくりの粗さの違いが分かった。②はもっとも巣材の組みかたが細かく、ぎっしりしていた。巣材に樹皮が使われていたのは②のみ。③にはビニールはなく、あとから積もったものかもしれないが、底に枯れた松葉がたくさんあり、広葉樹の枯れ葉もツルのあいだに挟まれていた。FIELD.NOTE18

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