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私はwわくわくork-waku都留というサークルに所属している。このサークルで昨年12月、公民館でおこなった企画がきっかけで、公民館長の黒くろべ部忍しのぶさん(62)と出会った。公民館に勤めていらっしゃる方々と自己紹介をするなかで、黒部さんの趣味が写真だと知った。その時見せていただいた、黒部さんが撮影した滝の写真は、今もはっきりと思い出せる。水に濡れた岩壁が、銀色に輝いていた。そのほかにも、朝靄もやに浮かぶ白樺の木々や、さまざまな表情の富士山など、黒部さんが撮った多くの写真を見せていただいた。色、構図、撮影方法、時間帯などを練り、狙ったものを撮りに行くという黒部さんの姿勢を見て、これが「作品」として写真を撮るということなのだと私は改めて認識する。妥協を許さない写真家としての姿を見て、かっこいいなと素直に思った。ある日黒部さんから、ご自身の所属しているフォトクラブに一度来てみないかとお誘いを受けた。富士吉田市に住む写真家の中なかむら村修おさむ先生に、撮った写真を見ていただき、アドバイスをもらうことができるという。写真について学び、写真家の方々とお話しをするもうすぐ都留に来て1年になる。入学後、町の地理を把握するために、都留をぶらぶら歩いていたことで、いつしかこの地を散歩することが趣味のようになっていた。散歩をする時はいつもカメラを持つ。ファインダー越しに見た都留の町は、緑の山々や寺社、どこか趣のある町並みと、被写体ばかりで、飽きることがない。そして今、写真を通して新たな繋がりが広がり始めた。写真を「撮る」ということ中村修先生がトリミングしているようす水野孝英(社会学科1年)=文・写真FIELD.NOTE36
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