FN73号
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開墾から種まきまで本学から歩いて20分ほどのところにある中屋敷で、以前から麦作と稲作をしている畑とは別に、新しく畑をつくることから始めました。私は畑しごとの知恵や知識を何も持っていなかったので、どんな作業も知らないことだらけです。まず3月に開墾と土づくりの作業をおこないました。草を抜き、土を耕し、石灰を混ぜ込み、地面を平らに整えます。鍬くわを持って土を耕す作業なんて、私にとっては小学校の菜園実習以来ほとんど機会がなかったので、なかなかうまく力が入りません。ちゃんと耕せているのか不安になってしまいます。じっさいあとから砂田君に聞いてみると、鍬の入れかたが浅かったそうです。柔らかくした地面に石灰を混ぜ込み、酸性土壌にならないように土をつくりました。石灰を混ぜてから少し日を置き、4月4日に畝うねづくりと種イモの植えつけをしました。30㎝幅に畝をつくり、畝の中心に細く、深めに溝を掘って30㎝ほどの間隔で種イモを置きます。種イモと種イモのあいだに化学肥料と牛糞堆肥をまき、土をかぶせて完了です。今年度から、中屋敷フィールドで小さな畑を拓いて野菜づくりを始めました。なんとなく、畑しごとにもっと近づけたらと思い、初等教育学科4年の砂田真宏君と畑しごとをすることになりました。 持田睦乃(社会学科4年)=文・写真・イラスト 砂田真宏(初等教育学科4年)=写真FIELD.NOTE16
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