FN73号
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 自分で選び取ったハーブでわたしだけのハーブ園をつくってみたい、そう考えて4月26日に「河口湖ハーブ館」を訪れた。まずは育てやすいものから少しずつはじめてみようと思い、店員さんにお勧めのハーブを教えてもらった。育て方のコツをうかがいながら、どのハーブを育てようか吟味する。購入したのは初心者にも育てやすいというペパーミント。ポット苗で販売されているもので、すぐに葉を利用することができる。それから別名をポットマリーゴールドともいうカレンデュラと、ふわふわした葉が特徴のラムズイヤーというハーブの種も入手した。今回購入したものは花や葉に特徴があり、見ているのも楽しく、育てやすいものだ。 さっそく大学に持ち帰り、編集室前のビオトープでプランターに植え付けた。カレンデュラの種はくるん、とまるまった特徴的な形をしていた。ハーブ館の店員さんのお話ではハーブは強い植物なので、ほとんど気にかカレンデュラの種けなくても、ちゃんと育ってくれるとのことだった。自分で種を買って植えるというのは今まで無かったので、順調に育つかどうか心配だが、成長がとても楽しみだ。ハーブ一年生 都留市のカフェ「アルバム」のマスター、佐さとう藤ゆかりさんが、わたしと同じくハーブを今年から育てているらしい。仲間を見つけた気持ちになって、会ってお話を聞きたいと、5月24日に取材をお願いした。佐藤さんは昨年、バジルを育ててからハーブ作りに夢中に前号では「香りのアトリエ『紗さぽう泡』」の杉本さんにお話をうかがい、わたしにとってハーブティーが非日常の特別なものから、毎日を少し幸せにするために日常に取り入れる身近な存在になった。今度はハーブそのものを自分の生活に取り入れてみたい。そこでじっさいにハーブを育ててみることにした。小佐野めぐみ(国文学科4年)=文・写真﨑田史浩(社会学科4年)=写真なったという。忙しい時間にお邪魔してしまったのだが、快く迎えてくださり、お店の横にある庭でとれたミントのお茶を淹れてくれた。ミントの葉だけなのに緑茶のように鮮やかな黄緑色がきれいだ。すっきりした爽やかな香りで癒され、心まで明るく穏やかになる。 本当に少ししかないんですよ、とおっしゃっていたが、じっさい庭を見せていただくと、ハーブの女王といわれるローズマリーに、ペパーミントやラベンダー、バジルなど多種多様なハーブが育っていた。風が吹くとそれらさまざまなハーブの香りがふわっと漂ってくペパーミントの葉FIELD.NOTE38

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