FN73号
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©2012『フィールド・ノート』編集部 乱丁・落丁の場合はお取り替え致します。編集部までお知らせください。FIELD ・ NOTE(フィールド・ノート)発行日:2012年6月26日発行部数:400部発行・編集:〒402-8555 山梨県都留市田原3-8-1都留文科大学コミュニケーションホール地下1階地域交流研究センターフィールド・ミュージアム部門 『フィールド・ノート』編集部E-mail:field-1@tsuru.ac.jp発行人北垣憲仁〔42-43〕統括編集者西教生〔34-35,42-45〕編集長香西恵〔22-23,30-31〕牛丸景太〔1,6-9,34-35,48〕前澤志依〔12-15,32-37〕編集狩野慶大澤かおり〔10-11,34-35〕小佐野めぐみ〔38-39〕﨑田史浩〔4-5,20-21,24-25〕反保智栄 平井のぞ実 〔26-27〕藤森美紀〔4-9,24-25,34-35,46-47〕持田睦乃〔2-3,16-19,34-35〕鈴木陽花〔44-45〕椛澤碧〔44-45〕深澤加奈〔40-41〕水野孝英〔28-29〕大神田かれん〔46-47〕海賀沙也佳〔36-37〕三枝弥生〔46-47〕別符沙都樹〔36-37〕細矢芽〔36-37〕細矢萌〔46-47〕ロゴデザイン工藤真純10周年ロゴデザイン石川あすか〔 〕は編集担当ページ子どもの頃にした遊びno. 73 Jun. わたしは道なき空間に足をふみ入れ、未知の場を探検することに夢中だった。家と家や木々のあいだに入りこみ、川原の草むらをかき分けて、狭い隙間にもぐり込む。そうして、新しい世界との遭遇を求め、そこで何か特別なものに出会うことを期待していた。行きついた新しい場所には、初めての景色が広がり、日常とは少し離れた特別な感覚を覚えた。その発見が嬉しかった。小さな頃は未知の空間や状況への好奇心でいっぱいで、それを満たそうと小さな旅に出ていた。  (椛澤碧)たも網とモリを持ってキャンプに行くのが、我が家の夏の恒例行事でした。狙いは小さい魚。兄がモリを使ってカニを突いている横でそっと息をひそめ、自然と同化するぐらいの気持ちでつねに水面を見つめる。水中の魚の動きに集中していくにつれ世界が小さくなる。この時間が大好きでした。どんな運動をやってもダメな私が唯一得意としていたことです。真剣勝負はほとんどが魚の勝利でしたが。大人になるにつれ忙しくなってしまい、しばらくたも網を持ってはいません。今年は一回だけでも触れたいな、と思っています。   (細矢芽)げんきに外を走る、それが私の一番の遊びでした。鬼ごっこから始まり、色鬼にこおり鬼に手つなぎ鬼。とにかく校庭の隅から隅まで走り回っていました。ですが走るだけではありません。近所にある神社に集まり、ベーゴマ勝負もしていました。ベーゴマを持っている子どもはあまりいなかったので、持っていると少し自慢ができるのです。息子とキャッチボールをするのが夢だった父とたまにキャッチボールするのも、密かに楽しみでした。             (大神田かれん)編集後記FIELD.NOTE46

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