FN77号
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大学の北西に、地元の人から「ドウジ道」と呼ばれる畦あぜみち道がある。脇には護岸工事のされていない昔ながらの水路が流れ、田畑に通う人たちが多く往来する。昭和4年測量の都留市の地図を見ると、現在住宅街になっている大学周辺は一面の田園地帯だったことが分かる。ここ「ドウジ山」(道路山)のふもとは、当時の面影を残す数少ない場所だ。目的を達成するための 手段で終わってしまうことが多い。そこで今回は 脇役から主役へと視点を変えてみる。見えてくるのは 都留のどんな姿だろう。地域をもっと深く知るための視点として「地図」と向き合ってみる。5

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