FN79号
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17 その映像は、飼育下のものより迫力があり、見た人に、モグラの新たな一面を間違いなく伝えていると思います。しかし、チャレンジを続けていれば、もっと違う何かを伝えることができる、そう思っています。偶然の出会いは限りなくある 相手を限定しなければ、生きものが生活する姿など、素晴らしい場面に出会うことがたくさんあります。その時、それに気づくことができるかと、ちょっとだけ時間と手間をかけられるかで、ずいぶん変わってきます。今は、カメラもビデオも飛躍的に使いやすくなり、記録・整理して伝える手段が格段に向上しています。本物との出会いとは違いますが、人と自然をつなぐ手立てとしては有効だと思います。子どもの力を借りる 本来、大人よりも子どものほうが、自然と近い距離にいて、生きものたちとの出会いも多いと思います。今の私の大きな情報源は子どもたちです。一番伝えたい相手であり、一番伝えてくれるのが子どもです。地域の生の情報の価値を見落とさず、しっかりと取り上げていくことが、地域の自然のようすを知っていく上ではとても大切です。子どもたちも、自分が出会った生きものが、どんな生きものなのか知りたがっています。クイズ形式で自然を紹介 今年度、子どもたちが持ってきた生きものや情報をもとに、クイズ形式で学校のまわりの自然を紹介しています。自分たちの見つけた生きものにおもしろい秘密があること、そしてそれがみんなに紹介されることが子どもたちの興味関心を高めているようです。 問題をだす自分も、いろいろと調べることによって多くのことを新たに発見します。自然の具体物には、学ぶことがたくさん詰まっています。身のまわりで 探してみよう!カワラナデシコきれいなピンク色で独特の形をした花弁が印象的。生育できる環境が減ってきていますヒゲナガオトシブミ(♀)アブラチャンの葉っぱを食べるメス。葉っぱにあるたくさんの食べあとの秘密がひとつ解けましたホンドリス(ニホンリス)胸に手をあてて、何を考えているのでしょう。よく見られるポーズですクイズコーナー毎日多くの子どもたちが挑戦しています。できるだけ身近なものを、実物で紹介するようにしています
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