FN79号
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no. 79 Dec. 201330生きものとの出会いは、けっして約束されたものではありません。だからこそ私たちは同じ場所に何度もかよい、ときには近づき方を変えながら出会いの瞬間を待ちつづけます。時間をかけ、静かに問いかけてみる。その経験はやがて人それぞれの「工夫」へと実を結んでいきました。そして、私たちは気づきます。さまざまな工夫の背景には、じつは一貫して共通しているものがあったのです。それは、生きものたちの視点に立ってどこまでも相手の暮らしを尊重すること。いつでも相手を思いやること。 音をたてないようにしてみよう じっと動かず待ってみよう 距離を保って観てみよう生きものに近づくための工夫から私たちは、相手に寄りそうやさしいものの見方を学びました。特集を終えてやさしいものの見方へ

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