特別号HP用
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88一級河川の相さがみがわ模川(桂かつらがわ川)に架かる鹿留宮下橋の渡り初めのようすである。このころの日本は、関東大震災や世界恐慌などの影響によって、貧困に喘ぎ疲弊している状況であった。都留の人びとも例外ではなかっただろう。人びとは、平穏な日常を望んでいたと想像できる。現在の静かな橋からは想像することができないが、昔を知ると、宮下橋からは、大勢の人びとの力強く生きようとする足音が聞こえるようだ。上:1932(昭和7) 下:2024.1.14鹿ししどめみやしたばし留宮下橋 の渡り初め宮下橋特別号 Mar. 2024

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