学報136号
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 大学を卒業し、これから新たな環境で生きていくことになるが、非常に充実した大学生活を送ることができたと胸を張って言える。 小中高は失敗が怖いため、挑戦することを躊躇し、後悔する学生だった。もうこんな思いはしたくなかった。そこで私は大学に入る前に一つの誓いを立てた。それは自分の気持ちに正直に挑戦し、後悔をしないよう生きるということだ。この誓いの通り私は大学生活を送った。 以前から興味があったジャズピアノを始め大切な仲間ができた。思えばこれが大学での初めての大きな挑戦だった。以前は人と関わる際、傷つくのが怖くて一線を引いていたが、大学では勇気を出して正直に接し、何でも話せる仲間ができた。そしてジャズ研は本当の自分を受け入れてくれる私の居場所であると確信した。 ホームステイにも挑戦し、多くを学んだ。コロラドでは初日から買い物で騙されたり、大変な思いをしたりもしたが、助けてくれる人がいて、人の温かさに触れることができた。また自分の意見をハッキリと伝える大切さを知り、一人で行動していく勇気も身に付けることができた。 勇気を出して挑戦していくことの楽しさ、大切さを学び、大きく成長することができた。4月から働くことになるが、さらに挑戦していき自己をより成長させていきたい。 最後に大学生活私と関わり影響を与えてくれた友人、先生、家族、すべての人々に感謝を。本当にありがとうございました。 都留文科大学への入学が決まり、初めて都留市に来た際、同行していた兄が「こんな所で4年間も暮らすのか、明ドンマイ!」と言いました。都会で大学生活を送っていた兄にとって、娯楽の少ない退屈な大学に見えたのだと思います。4年間の大学生活を終えた今、全くその通りだと感じています。都会での圧倒的な娯楽の多さには勝つことができません。 しかし、都留文科大学で4年間を過ごせたことは、かえって有意義だったと思います。多すぎる娯楽に惑わされることなく、自分の置かれた状況に考えを巡らせることができ今後の人生に対して明るい指針を持つことができました。それと同時に両親、家族、友人、恩師に対して感謝の念が湧きました。これからも大切な関係性を保っていきたいと思います。 最後に、社会学科が改編されることは非常に残念ですが、恩師の教えを胸にいつまでも学び続けていきたいです。都留文科大学の今後の更なる発展を祈り、旅立つことばとさせていただきます。挑 戦感 謝英文学科4年遠藤大珠社会学科現代社会専攻4年永田 明友人と夕暮れの湖畔にてジャズトレインにて12都留文科大学報 第136号

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