学報136号
37/40
県民コミュニティーカレッジ地域ベース講座「日本映画の歴史と美学」を2号館2101教室において全4回の日程で開催し、のべ59名が受講しました。 今年度の県民コミュニティーカレッジは、講師に国際教育学科のノルドストロム・ヨハン専任講師をむかえ、第1回「日本無声映画」、第2回「日本の音楽映画」、第3回「1930年代のトーキー映画」、第4回「1950年代の映画産業」の4つのテーマで講義を行ないました。 日本映画の黎明期の作品である1920年代の無声映画から戦後1950年代の映画産業まで、大正から昭和にかけての日本の映画史30年を、今現在残されている貴重なフィルムを鑑賞しつつ、様々な視点からアプローチし考えていきました。 参加者からは、「ここまで古い映画を見る機会が無いので、良い経験になったと思います。現代映画までの歴史を見ることで、現代の映画がどのような変化を遂げて今の形になったのかということが分かったのでおもしろかったです。」「日本映画を題した講座は初めてでしたが任侠映画、人情映画の歴史と現在の状況にまで比較出来る楽しさを知ることができ感謝しています。」などの感想をいただきました。*講座の様子や参加者の感想は、地域交流研究センターのブログで紹介しています。 ICT機器を使ったものづくりの現場を写真や映像ではなく、直接子どもたちに見てもらい、将来ICTを理解するための資質を芽生えさせることを期待して、平成29年10月26日に大学のデジタル図工室の3Dプリンターを都留市立旭小学校に持ち込みました。当日は児童玄関前に設置し、中休みや昼休みには自由に、中には担任の先生が時間を作って連れてきてくれたりして、サイコロやサッカーボールの制作過程を直接見て体験してもらいました。また、事前に作成した雪だるまや地域の3D地形図等も展示させて頂きました。 子どもたちには付箋紙を用意して自由に感想を書いてもらいました。その中で「将来データなどをつくる人になりたいと思います」、「3Dプリンターが少し欲しいかも」、「自分の顔を作ってほしい」等と予想もしていなかった思いを書いてくれた子どもいました。また、プリンターの前で長い時間じっと造形過程を観察している子どもには私たちが感激させられました。デジタル図工室情報センター特任教授 杉本光司県民コミュニティーカレッジを開催「3Dプリンター」を利用したものづくりの公開・展示3Dプリンター実演中37都留文科大学報 第136号2018年2月28日(水)
元のページ
../index.html#37