学報139号
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旅立つことば 私が都留に来て6年が過ぎようとしています。長かったような短かったようなと、なんとも不思議な気分ではありますが、もう卒業してこの地から飛び立つのかと思うと、感慨深いものがあります。そこで、ここで私の6年間を振り返ってみたいと思います。 まずは学業面についてです。大学での勉強は、専門的な知識に触れる機会をくれたことはもちろんの事なのですが、それ以上に私の物事に対する考え方をレベルアップさせてくれるものだったと思います。未だに学ぶべきことは多いですが、物事を深く考える、背景を読み取るなどの、今後の人生でも活かせることを私に身につけさせてくれました。 次に部活動についてです。私は大学4年間、ソフトテニス部に所属しており、心身共に鍛えることが出来ました。先輩と後輩、同輩の関係を強く意識できる場であることから、社会に出ても生かせるような経験を積むことが出来ました。 最後に、人との出会いについてです。多種多様な人が集まる大学という場は、様々な出会いを私にもたらしてくれました。それは先述した学業や部活動など、様々な場面で私を助けてくれるもので、同じ志を持った仲間たちや、熱心に指導してくださった先生方には感謝の念が堪えません。この場をお借りして感謝を申し上げます。 都留での経験は私にとってかけがえのないものとなりました。ここでの経験を大事にして、今後の人生を歩んでいきたいと思います。  私は英文学科4年生での教育実習で生徒を前に授業をする経験を経て教員になることを決意しました。そして大学で学んだ語用論をより深く学び専門性を高めたい、胸を張って将来教壇に立てるよう真摯に勉強に向き合いたいという思いがあり大学院への進学を決めました。 大学院では大変充実した日々を過ごすことができました。院生室では熱心に勉学に励む心温かい大学院生と共に時を過ごし私も勉学に励み自己研鑽することができました。様々な専門分野を持つ先生方からのご指導は見識を深め知見を広げるものでした。修士論文のテーマであるポライトネスについて学び研究をしていく過程で学ぶことの喜びを再認識しました。指導担当である福島先生から賜った丁寧なご指導やお言葉は今後も忘れることはありません。 最後にこのように充実した2年間を過ごすことができたのは、親切できめ細やかなご指導をしてくださった先生方と共に学び高め合ってきた大学院生の支えがあったためです。この場を借りて御礼申し上げます。また、私に大学院で学ぶ機会をくれた両親に感謝します。卒業後もより良い英語教師を目指し、日々精進したいと思います。都留での6年間を振り返って充実の2年間共に学んできた大学院生大学院の学友大学院社会学地域社会研究専攻宇佐美真悟大学院英語英米文学専攻新部史歩13都留文科大学報 第139号

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