都留文科大学学報(最終)【Web差し替え(R7
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私たち図工・美術系の4年生は1年間を通して、卒業制作展に向けた作品制作を行ってきました。自分自身の思いや願いを表現した作品及び制作活動は、4年間の学びや自身と向き合う貴重な時間であったと思います。 私自身4年生に進級してからは、夏に控えた教員採用試験の対策で精一杯の毎日でした。それと同時に、作品制作や卒業論文の取り組みを行ってきました。非常に多忙な時間であったと、今になり改めて感じることができています。私は、卒業制作展において私自身のテーマを設けて制作を行うことにしました。テーマは「思い入れ」です。本学を卒業することは、私にとって大きな節目になるのではないかと感じています。そのため、私が過ごしてきた約23年間の中で思い入れのある出来事や人物、本学での学びを背景として込めて作品制作を行ってきました。また、図工・美術系の仲間とは共に学び、励まし合いながら交流を深めてきました。自分自身と向き合い、悩み、表現をしたそれぞれの作品や制作過程には様々な思いが込められているのではないかと思います。 今年度の卒業制作展(会期:令和5年2月1日(水)~3日(金)、開催場所:美術研究棟)は、このようなそれぞれの思いが込められた作品の展示となりました。いまだ感染症の影響で、展示環境が整うことが難しい中での開催になりました。しかし展示期間には、本学関係者をはじめ、多くの方々がお越しくださり、多くのご感想を頂戴致しました。 最後に卒業制作の時期にあたり、協力してくださった先生方をはじめとする関係者の皆様に深く感謝申し上げます。(学校教育学科 図工・美術系 江田有希) 本年度の音楽研究室主催の卒業演奏会につきましては、コロナ禍ではありましたが、音楽系の先生方をはじめ大学関係者の皆様、また音楽系の学生のお力添えをいただき、無事開催することができました。関わっていただいた全ての皆様に改めて感謝申し上げます。この卒業演奏会は、音楽系での4年間の学びの集大成としてのステージであり、これまで3年間、先輩方の素晴らしい演奏を聴かせていただき、私たちもその素敵な舞台で演奏することを目標にしてこれまで練習に励んで参りました。卒業演奏会に至るまで、私自身の技術不足に悩んだり、思うような表現ができなかったり、自信を無くしたりすることも何度かありました。その際は、先生方に丁寧にご指導していただいたり、仲間からはアドバイスをもらったりしながら、最後まで自らの演奏を高めようと取り組んで参りました。その成果を十分に発揮しようと臨んだ本番で、あたたかな拍手に包まれたことは非常に貴重な経験となりました。 これまでの音楽系での学びを通して、私は演奏の技術を学ぶだけではなく、音楽の楽しさや素晴らしさを知ることもできました。一方、練習を通じて私自身の課題を見つけ、それを解決する機会も与えてもらいました。今後私たちは、今日までのように音楽を演奏する立場から、音楽を活かし、その良さを子どもたちに、あるいは新たな関わりが始まる方々に伝えていく立場になります。この4年間で学んだことを糧にし、社会人としても日々精進していきたいと思います。(学校教育学科 音楽系 藤江華成)図工・美術系 卒業制作展音楽系 卒業演奏会文大だより4年生と審査してくださった先生方卒業制作展展示風景開催日:令和5年1月28日422023年3月6日(月)
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