都留文科大学学報(最終)【Web差し替え(R7
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2022年12月10日山梨県立図書館において第19回やまなし留学生スピーチコンテストが開催され、本学から5名の留学生が出場しました。このコンテストは、「留学生の日本語能力の向上」、「留学生と日本人の交流の機会の提供」、「学生の企画力・運営力の育成」を目的に2004年より開催されており、今回は、山梨県内の大学に在籍するアメリカ、インドネシア、韓国、カンボジア、シンガポール、中国、ドイツ、ベトナム、モンゴルからの留学生18名が、「私を変えてくれた出会い」をテーマに日本語による5分間のスピーチを行いました。 審査の結果、比較文化学科4年 鍾 唯瑋さん(第一位)、韓国外大 交換留学生 ウォン・ユビンさん(第二位)、湖南師範大 交換留学生 劉 薇さん(第三位)、湖南師範大 交換留学生 周 小雪さん(サドヤ賞)の4名が入賞しました。第一位の鍾さんは、「大学生活に悔いを残したくない一心で出場を決意し、先生方に多くのアドバイスをいただきながら準備し練習に励みました。第一位になって自分に自信が持てるようになりました。先生や友人からも沢山褒めてもらいました。これからの人生で、何か困難に直面したとき、自分は第一位になったことがあるぞと思って、乗り越えられる気がしています」と喜びを語っています。 2023年1月25日に大会議室で、2022年度の交換・指定校留学生修了式が行われました。今回は欧米圏の留学生3名(フランス2名、アメリカ1名)と、アジア圏の留学生9名(中国5名、韓国4名)の計12名が出席し、藤田学長より修了証書が授与されました。留学生を代表して、ヨアン・バライエさん(トゥールーズ・ジャン・ジョレス大学)とウォン・ユビンさん(韓国外国語大学校)より挨拶があり、大学の教職員や学生チューターへのお礼、都留での留学生活の思い出について述べられました。藤田学長からは「都留で皆さんが身につけた『共感し協働する知性』を活かして、それぞれの国に帰ってからも、両国の架け橋の役割を果たし活躍されることを期待しています」という激励の言葉がかけられました。 今回の留学生たちの中には、コロナ禍の為に来日が延期になっていた学生たちがいました。留学生の受入再開から1年が経ち、交換留学が正常化したことを印象付ける修了式となりました。ある留学生は、念願の都留への留学を果たしたものの、1年間はあっという間で、都留を離れるのは本当に残念だと語っていました。彼らが再び都留を訪ねてきてくれる日を楽しみにしています。上位を独占!やまなし留学生スピーチコンテスト2022年度 交換・指定校留学生修了式が行われました文大だより本学からの出場学生(中央が第一位 鍾さん)藤田学長を囲んで47都留文科大学報 第151号
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