都留文科大学学報(第152号)
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 16年間の信州大学での勤務を終え、教養学部学校教育学科に着任いたしました理科教育学研究室の三崎隆と申します。この度、着任の挨拶の機会を頂戴しましたので、着任して感じております本学の素晴らしさについてお伝えいたします。 まず第一に、立地の素晴らしさです。エントランスから緩やかな登りに沿ってイルミネーションがキャンパスに誘う魅力は何より素晴らしく、素敵な大学である第一印象を与えてくれます。ムササビの森等を有する自然の豊かさと、満開の桜とそよぐ爽やかな風に迎えられる心地よさ、広いキャンパスとそこからの眺望の見事さは心和みます。 第二に、人の素晴らしさです。着任わずかではありますが、先生方から温かくフレンドリーに迎えていただきお声がけいただけましたことがどれだけ心強く思えたか分かりません。事務職員のみなさまからは丁寧かつ親切に、そして最後まで手厚くご対応いただいていることに心から感謝しています。また、学生のみなさまの爽やかで、真面目で思いやりのある振る舞い、そして集中力と積極性に満ちた言動が何より素晴らしく、感銘を受けています。 第三に、学修環境の素晴らしさです。附属機関の充実が私どもの教育・研究環境を支援している点に敬服します。特に、図書館は全国に誇る質、量ともに目を見張る充実度で感無量です。センターの充実度から我々の研究と学生のより良い学びを保証してもらっています。新棟THMCのコンセプトにも敬意を表します。このような環境の下で研究推進できますことを幸せに思います。学食も美味しく、日々の健康を支えてもらっています。 まだまだございますが紙面の都合上、ご海容ください。このような素晴らしさに満ちあふれた本学にてみなさまとご一緒できますことを大変光栄に思っております。ご迷惑をおかけすることも多々あろうかと存じますが、鋭意尽力いたす所存にて何卒御指導のほどよろしくお願い申し上げます。 4月より教養学部地域社会学科へ国際経済論担当として着任しました佐藤惣哉です。昨年度までは三重県の鈴鹿大学に所属していましたが、ご縁もあり都留文科大学で勤務することとなりました。まだ着任して間もないですが、自然が豊かなキャンパスで教育・研究に従事できることに幸せを感じております。 私の専門は開発経済学・経済成長理論であり、現在は高度外国人材というキーワードを軸に、教育が経済成長に与える影響について研究を行っています。近年、少子高齢化が進む日本においては外国人留学生や労働者の受け入れについての議論もなされていますが、私は将来の高度外国人材の候補となり得る留学生に注目し研究を継続していこうと考えております。私がこの研究に関心を持ったきっかけとしては大学時代の経験です。教員免許を取得した経験やスキーサークルでの指導経験などを通じて、教えるということに対して興味を持ちました。自分が研究したことを学生に教えたいという気持ちから、大学教員という道を選びました。 私自身の経験から、大学時代に勉学に励むことは当然のことですが、それ以外にも様々なことにチャレンジして欲しいです。時には失敗することもありますが、それも大事な経験ですし、若い皆さんであれば挽回できます。また、大学時代の友人は一生の友となり得るかもしれませんので、都留文での様々な出会いも大切にして欲しいと思います。本学の素晴らしさ学校教育学科 特任教授三崎 隆地域社会学科 准教授 佐藤 惣哉Steam教育に関する学校視察で訪れたNorwayのRis skole(2019年1月31日)大学時代の思い出の場所、志賀高原着任の挨拶と学生の皆さんへのメッセージ142023年7月3日(月)

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