都留文科大学学報(第152号)
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本学での充実した学びに期待を寄せる学生の確保を目指し、2023年度入試を進めてきました。その具体について、以下ご報告致します。 入試の先陣を切って、総合型選抜が行われました。志願者は自分の特性を生かして本学への入学を強く希望する学生です。この志願者が124名で、2022年度入試より38名増となりました。総合型選抜で入学した学生の学びの自由度を上げるなどの入試改革が一定の成果を上げたものと思います。続いて行われた入試が学校推薦型選抜(共通テスト利用含む)です。志願者は644名、入学者は370名で、2022年度入試より38 名減となりましたが、全入学者の45.7%で適正な人数確保となっています。 一方、前期日程及び中期日程の志願者数は、学科によって差異はありますが、合計で見ると2022年度入試より減少しています。全国の大学入学共通テスト(旧大学入試センター試験)の受験者が減少の一途を辿っており、本学が2学部制となった4年前に比べて7万人以上減少しています。大学入学共通テストが敬遠されがちな風潮において、一般選抜での志願者増を目指すことは難しい状況ではありますが、共通テストに向けて幅広く学んできた学生の多くが本学を志願したくなるような、魅力ある大学づくりに取り組むことが必要だと思います。 2023年度入試は、結果として本学志願者は3403名で2022年度入試より 436 名減でしたが、募集定員730 名に対し入学者は828名(留学生含む)で、定員の1.13 倍となりました。今年度は新棟THMCが完成し、ラーニングコモンズで黙々と自学している学生の姿を見ながら、魅力ある大学づくりこそ多くの志願者確保に繋がるものと信じつつ、2024年度入試に向けて多くの志願者確保、そして優れた学生に選んでもらえる大学づくりに向けて努力を惜しまず取り組んでいきたいと思います。総合型選抜受験者合格者文学部英文学科5538国際教育学科66教養学部学校教育学科(第Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ期)3011地域社会学科3314学校推薦型選抜受験者合格者文学部国文学科13561英文学科5040比較文学科8253比較文学科(共通テスト利用)2618国際教育学科2219国際教育学科(共通テスト利用)43国際教育学科(IB)20教養学部学校教育学科14188学校教育学科(共通テスト利用)4018地域社会学科11659地域社会学科(共通テスト利用)2612前 期受験者合格者文学部国文学科7142英文学科6446比較文学科8160国際教育学科2823教養学部学校教育学科8853地域社会学科7858中期受験者合格者文学部国文学科441140英文学科40395比較文学科31479国際教育学科6221教養学部学校教育学科658110地域社会学科34797入試状況報告2023年度入試を振り返って入学センター長 新井 仁242023年7月3日(月)
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