都留文科大学学報(第152号)
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交換留学生来日今年度、国際交流センターでは、アメリカのセント・ノーバート大学から1名、イギリスのオックスフォード・ブルックス大学から1名、スペインのサラマンカ大学から1名、中国の上海外国語大学から2名、韓国の韓国外国語大学から2名、計7名の交換留学生を新たに迎え、4月13日に学長室を訪問しました。 留学生たちは、学長を前に緊張しながらも、「日本語力向上に努めたい」、「異文化体験を満喫したい」、「多様多種な文化や習慣、言語のなかで生活し、多彩な感覚や語学力を身に付けたい」など志高く意気込みを伝えていました。 加藤学長からは「積極的に本学の学生と交流し、たくさんのことを吸収し、留学生活を楽しんでほしい」と激励のお言葉をいただきました。また、「日本で行ってみたい観光地は?」との問いかけには、「島根県の出雲大社」、「京都」などと答え、神社や鳥居など日本の文化に興味があることがうかがえました。 都留での留学生活が充実したものになることを期待しています。5月14日に、3年ぶりの開催となる「つる子どもまつり」が行われました。つる子どもまつりは、今年で54回を迎えた子どものためのおまつりで、昨年は厚生労働大臣表彰もいただいた歴史ある地域活動の一つです。今年の目標は、「子どもたちが直接関わり合うことで自分を解放できる場にしよう」でした。コロナを経て関わりが減ってしまった子どもたちが解放できるようなあそびや文化を体験できるよう、実行委員会では半年間、計画を練ってきました。 当日は朝から雨が降ってしまい、外遊びをすることは叶いませんでしたが、各団体が1号館と6号館に「くに」と呼ばれるブースを出しました。工作を楽しむことのできる「こうさくのくに(職人会)」、和太鼓の体験ができる「たいこのくに(和太鼓みのり)」、はないちもんめや昔のあそびを体験できる「ことばのくに(都留詩友会)」など地域団体が出しているくにや、「らっぱのくに(吹奏楽部)」、「じゃずのくに(都留jazz倶楽部)」、「ぷらっとはうすのくに(ぷらっとはうす)」など学内団体のくに、さらに今年は県内の高校生が初めてくにを出しました。 3年ぶりの大学開催、さらに雨の中、150人以上の子どもたちが遊びにきてくれました。来年も5月に開催できるよう、これからも活動を続けていきたいと思います。(第54回つる子どもまつり実行委員会 実行委員長 瀧澤 杏樹)第54回 つる子どもまつり開催282023年7月3日(月)
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