都留文科大学学報(第152号)
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 大学の新しいシンボルであるTHMCの外観には、アルミパネルやリン酸亜鉛処理を施したスチール素材を使って、本学の新しいイメージを表現、内部には国内・県内産の木材を象徴的に使い、居心地の良い空間を実現しました。内・外にWi-Fiと電源を整備、いつでもどこでも学べるように配慮しています。また、様々な人が集うために、富士急行線都留文科大学前駅から徒歩5分の好立地な場所に、歩者分離の導線を確保しながら乗用車60台、バス2台分の広く見通しの良い駐車スペースを確保しました。 階高の低い1階は、屋根付きの駐輪・バイク駐車スペースとして活用、エレベーター・階段建屋を増設、雨に濡れることなく駐車場・駐輪場からTHMC内にアクセスできます。外構部入口にはシンボルツリーを植樹、ウッドデッキとベンチも配置しました。外壁には、大学のロゴ(夜間はLEDで輝く)を設置、外構部の手すりやベンチ、擁壁にもLEDを組み込み、新たなキャンパスの象徴となる、安全で、美しいエントランスを創出しました。更に、周りの植生には季節ごとに咲く花や果樹を選び、学修者を学びに誘うための工夫を凝らしています。 2階はTHMCの玄関であり、本学と地域をつなぐエンカウンターの機能を備えています。ロビーの壁には展示金具を設置、様々な学修成果の発表に対応しています。また、学修者同士がお茶やコーヒーを飲みながら、じっくり語り合い、学び合えるように、新しい発想による学修環境として「カフェコモンズ」を整備しました。ここでは、自学自習のみならず、授業前後に仲間と待合せたり、教員や地域の方を交えて簡単なミーティング行ったりするといった、幅広い活動を想定しています。集う、学ぶ、深めるさまざまな人が集い交流し、新たなアイデアを創出各フロアーの案内外構部と1階2階9都留文科大学報 第152号

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