都留文科大学学報(第153号)
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夏季休業を利用して学外で学ぶ私は夏季休業期間に韓国の延世大学語学堂にて、3週間の語学研修プログラムに参加しました。平日は4時間の韓国語の授業を受け、午後や休日には有名な景福宮や明洞などの観光地から、地元の人に愛される漢江公園や市場など本当に色々なところへ行きました。また、この研修プログラムには文化体験もあったため、韓国料理やテコンドー、ハングルカリグラフィーなど独自の文化を実際に肌で体験する機会もあり、とても充実したプログラムでした。授業はすべて韓国語で受けました。語学堂は日本人が多く日本語で会話することも多くなってしまっていたのですが、韓国人の方と言語交流のできるサークルに参加し、韓国人や日本人留学生とたくさん韓国語を通して話した際に、自分の韓国語がまだまだだなと痛感したり、反対に自分の韓国語が相手に通じたり、言語の壁を越えて趣味の話などで意気投合できたときにはとても嬉しかったです。私は海外に行くこと自体がはじめての経験だったのですが、韓国と日本の食事や交通マナーなどの文化的な違いや、それでも変わらない現地の人の温かさを感じることができ、語学力も精神的にも成長し、最高の夏休みを過ごすことができました。韓国・延世大学語学研修に参加して比較文化学科2年 鎌田 桃香私は、オーストラリアのメルボルンで初めてのホームステイを経験した。海外での生活は不安でいっぱいだったが、実際は新しくできた友だちやホストファミリーとの日々を存分に味わいながら過ごすことができた。特に印象的だったのは友だちに連れて行ってもらった「グレートオーシャンロード」である。南極海に面した長い道を進みながら目の前に広がる景色を楽しんだ。昼食時にはタスマニア名物のホタテパイをたべた。日本ではあまりなじみのない食べ物だったもののカレーの風味とホタテは相性がよく、とてもおいしかった。私の大事な思い出となった。メルボルンでの生活を振り返って思うことは、現地の人々がとても親切であったことだ。道がわからなくて困っていた私に親切に道を案内してくれた配達員の男性や熱が出たときにいたわってくれた現地の友だちなど、多くの支えの中で生活を送ることができたことが幸せだった。今でも街のにぎわいやコーヒーの味わい、野生のカンガルー親子の仲睦まじい様子などをよく思い出す。メルボルンでの出来事一つひとつがかけがえのない私の宝物だ。メルボルンの思い出地域社会学科3年 門田 健士郎友だちと行ったグレートオーシャンロード語学交換サークルで出会った仲間たちと122023年12月4日(月)

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