学報154号
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私にとって都留文での4年間は、「人との繋がりの大切さ」を心から実感する日々でした。所属したゼミでは、「多文化共生」と「第三の居場所」を卒論テーマにしました。取材の一環で訪れた「みんな食堂」では、世代を超えて美味しい食事を囲む光景や、ボランティアの方々から聴かせて頂いた熱い思いから、今まで学んできたことの本質に触れることができました。課外活動では、留学生のチューターや、「アカペラサークル☆☆☆(みつぼし)」、 「しぇあはぴ」〈環境や社会問題への関心を皆で気軽にシェアしプロジェクトを運営するサークル〉に参加したり、都留の企業「(株)つるにつながる」でインターンをさせて頂いたりと、様々な方と繋がることができました。生まれ育った都留市で大学生活を送ったことで、今まで以上にじっくり地域と向き合えたと感じています。春からは、都留を一旦離れますが、大好きなこの場所に恩返しできるよう、大きく成長して帰ってきます。最後に、支えてくださった地域の皆様や大学関係者の方々、かけがえのない時間を共に過ごした友人やサークルの仲間たち、そしていつも温かく見守り続けてくれた家族へ、心から感謝申し上げます。これからもこのご縁を大切に、皆さまとの再会を楽しみにしながら頑張って参ります。私の都留での4年間は人との繋がりで成り立っていました。コロナ禍で始まった大学生活は思い描いた通りのスタートではなく、何のためにここにいるのかと自問自答する時もありましたが、そのような日々の中で私の生活を彩ってくれたのは、授業やサークルで出会った友人との時間でした。コロナ禍という環境でも前向きに努力する友人たちと支え合い、刺激し合いながら充実した日々を送ることができました。また、北欧留学を通して国境を超えた繋がりもできました。様々なバックグラウンドを持つ人々との出会いは新鮮で、毎日新しいことに出会えた半年間はとても刺激的で素晴らしい日々でした。この留学で得たすべての経験は今後も私の中で大きな意味を持つものであると確信しています。初めてのひとり暮らしに不安を抱いた日、重い課題に苦しんだこと、サークルに熱中した日々、友人とたわいない会話で何時間も盛り上がったこと…思い返せば全てがかけがえのない思い出です。春からの生活には不安もありますが、大学での経験を糧にこれからも成長していきたいです。最後に、4年間ご指導下さった先生方、支えてくれた家族、友人に深く御礼申し上げます。ありがとうございました国際教育学科 齋藤 美空比較文化学科 遠藤  愛都留での出会いがくれたもの繋がりの大切さサークル学内発表会にて学食と「しぇあはぴ」のコラボメニュー旅立つことば162024年3月4日(月)

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