学報154号
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旅立つことば水口先生から「愉快な仲間たちです」と紹介されるほど、毎日笑いが絶えない仲間と過ごした4年間でした。入学当初は新型コロナウイルスの影響で制限が多い毎日でしたが、その中でも数多くの出会いや貴重な経験に恵まれたことに心から感謝しています。小学生の頃から続けてきたソフトテニスも最後の最後まで試合に出させてもらいました。最後にテニスをする場所がここでよかったと胸を張って言える環境でした。一緒に頑張ってきた部員の皆んな、支えてくださった都留の皆さま、本当にありがとうございました。「沢山の人と出逢い、沢山学びなさい」という恩師からいただいたことばがあります。周りには魅力ばかりの友人や先生方がいて、学びが溢れるこの場所にいられたことが、何よりも自分の力になったのではないかと感じます。春からは地元に戻り、恩師に憧れて目指した教職に就きます。ひとつでも多くのことを学び、憧れた姿を目標に日々精進して参ります。最後に、応援し続けてくれた家族や、ユーモア溢れる友人、支えてくださった先生方にこの場を借りて心から感謝申し上げます。ありがとうございました。「桜咲いてんのに、吹雪いてるやん!」3月31日の都留のあの光景を見たとき、「とんでもないとこにきてもうたなぁ」というのが本音でした。でももう卒業。この四年は本当に短かった。もう二年ぐらい学生でいたいですが、社会は許してくれないようです。パンデミックの影響で「コロナ世代」という呼び方も生まれて久しくなりますが、どこかで「環境を理由に可能性を狭めたくない」という想いを持ち、同じ考え方を持つ友人や仲間が居たからこそ今の自分があるのだと思います。あの時、書類一枚面倒臭がらず提出したから同じ水泳の仲間ができ、お金が無くて留学にいけないけど原付や青春18きっぷで全国旅行もできた。本当に物は考えようで「こんな環境だから」で可能性を閉ざしてしまうのは勿体無いと知れたことが武器になり、卒業後の道も拓く事ができました。何度も言いますが、この四年はアッ、、、!という間で、不本意ながら日々起こることにも何かと意味付けないと間に合いませんでした。自由なようで縛られている。これは前田ゼミから学びました。やるしかないんです。「為せば成る 為さねば成らぬ 成る業を 成らぬと捨つる 人のはかなき」最後に甲斐の名将、武田信玄の言葉を引用し旅立ちの辞とさせていただきます。地域社会学科 河田 容延学校教育学科 矢作 若葉やるしかない出会いに感謝水口研究室の愉快な仲間たち都留の友人と17都留文科大学報 第154号

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