大学報155
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教職支援センターに着任しました大石太です。どうぞよろしくお願いいたします。私は山梨県の小学校教員として勤務し、後半は管理職として都留市にもお世話になりました。当然SAT活動やムササビ観察等で都留文科大学の学生さんたちと関わらせていただき、笑顔で子どもたちと接する喜びを共有させていただきました。これまで私は小学校全学年を担任し、退職後の再任用では特別支援学級担任も経験させていただきました。また、ロンドン日本人学校では、文科省海外子女教育研究協力校としてクロスカリキュラムの研究・実践に取り組みました。これまでの教員生活を振り返ると、やはりやりがいのある仕事だなと感じています。本学には、教育フィールド研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳのような特色ある実践的なカリキュラムが用意されています。きっと教育実習などと合わせ、教師という仕事の素晴らしさに出会えることでしょう。しかしながら、実際に学ぶ中で不安や悩みを抱くこともあるでしょう。私のこれまでの教職経験を踏まえ、真に向き合っていきたいと思います。教職を目指そうとする学生のみなさん。私たち教職支援センター職員は、新棟THMC4階にいますので、何でも気軽に相談しに来て下さい。 教職支援センターで働くことになりました藤田康郎です。私はこれまで世田谷の私立小学校に勤めていました。この学校では町田市に田んぼを借りて5年の子どもと米作りをしたり、1年生とアイヌ古式舞踊や刺繡を楽しんだり、6年生と料理や踊りや歴史などを通して沖縄を学んだり、と五感をフルに生かした学習を楽しんできました。2020年度のコロナウイルス感染拡大期には、やむなく臨時休校で、授業の代わりとして社会や国語の教材を動画で作成し、YouTubeにアップするなど慣れないことをしました。30本もの動画を作成し「まるでユーチューバーだ」と言われることもありましたが、肝心の子どもたちはほとんど見てくれていません。6月末に学校が再開すると子どもたちは友達同士抱き合って喜んでいました。算数では米軍の砲弾の破片を触って「こんなに重いんだ」「サビのにおいがすごい」と子どもは語ります。時期をずらして取り組んだ運動会では競技の練習を積み重ねながらケンカが起き、競技で負けるとみんなで泣きました。「学校は楽しいな、友達もいるし」という子どもの率直な感想がとても大切なことを語っていると思います。学校って何だろう、教育って何だろう、という問いを持ち続けていきたいです。ロンドン日本人学校時代(モルシャム校との交流学習)「祖国復帰闘争碑」(沖縄本島 辺戸岬)この石碑を見て歴史を学び直しました教職支援センター 特任准教授大石 太教職支援センター 特任教授 藤田 康郎着任のご挨拶学校って?文大に着任するにあたって15都留文科大学報 第155号
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