大学報155
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本学は、来年、2025年に創立70周年を迎えます。現在、公立大学は全国で101校を数えるようになりましたが、その中にあって、歴史を重ね実績を積み上げてきたいわば老舗のひとつとなっています。それだけに、施設の一部に老朽化がみられ、整備が必要となっているのはやむをえないことです。なかでも最も古い校舎である1号館で授業が始まったのが1965年。ただし当時は現在の1号館の西半分だけの建物で、正面玄関を含む東側が完成したのは翌1966年8月のことでした。以来、60年近くにわたって、学びの場の中心的存在として、用いられてきましたが、好適な学習環境を保持し、さらにアップデート、充実させるために、1号館の全面改修工事を計画しています。皆様もご存じのように、新たな学び、研究、地域交流の場として、2023年4月にTHMC(6号館)の供用が開始されました。また、次ページの北垣先生の記事にありますように、「都留フィールド・ミュージアム(仮称)」が現在建設中で、2025年度に新たな施設として用いられる予定です。こうした大学施設整備計画の一環として、1号館の改修工事も行われます。大学の施設整備委員会のもとに置かれた1号館改修計画検討部会では、現在、設計を担う建築事務所の方々とともに、各学科等の意見、要望を聴き取りながら、基本設計を固めているところです。着工は2025年度前学期の予定で、全面改修のため、2年半ほどの工期が見込まれています。工事中はこれまでのように1号館の教室で授業を行うことができませんので、上述の2つの新棟を含む大学施設をフルに活用し、一部仮設の教室で補うなどして、授業をはじめとする教育活動、また、部活、サークル活動などに支障が生じないよう、備えていきます。規模が大きく、期間の長い工事となりますので、学生の皆様、教職員の皆様には、ご不便、ご面倒をおかけすることがあるかもしれませんが、新たな学びの場を整備、充実させ、大学の発展を支える事業ですので、どうか、ご理解、ご協力いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。1号館の改修について ―新たな学びの場の充実へ―副学長(学生・教育担当) 佐藤 明浩特集■完成当時(昭和41年)■現在■完成当時(昭和41年)■現在■62024年7月8日(月)

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