大学報155
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都留文科大学の素晴らしさを伝える副学長(研究・学術担当)春日 由香令和6年4月1日付で、田中昌弥副学長の後任として副学長(研究・学術担当)・理事に就任いたしました春日由香でございます。どうぞ、よろしくお願い致します。副学長・理事という職は大学人としての豊富な経験が不可欠であるにもかかわらず、大学教員としての経験がようやく10年目となる自分は、その資格要件を満たせていないのではないかと考え、お引き受けするべきかどうかを随分と悩みました。一方、都留文科大学は令和6年度より、文学部2学科教養学部4学科へと学部学科改編を行い、新カリキュラムをスタートしました。併せて「Tsuru 副専攻プログラム」も始まりました。この「Tsuru 副専攻プログラム」は、学部・学科を超えて興味・関心のある分野を学ぶことを主な目的としています。学生は、所定の科目を履修することにより各副専攻プログラム「修了証明書」を取得できます。こうした学生自らがプログラムを「選ぶ」、学びを「実践する」、文理融合の幅広い学びを卒業後の人生に「活かす」という姿勢を、都留文科大学は大切にしています。私自身もまた、本学のこうした学びの特色を広く、学内・学外に向けて発信していきたいと願うようになりました。そして微力ながら副学長・理事として、都留文科大学のために自分ができることがあるかもしれないと考えるに至りました。本学は令和7年度、創立70周年を迎えます。多くの卒業生にお会いする機会に恵まれるようになり、全国で活躍される都留文科大学の卒業生の「人間力」「真の学力」「社会人力」に触れて、感銘を受けました。こうした卒業生の「地域社会への貢献」が、本学の評判と信頼度を高め、目に見えない大学評価を引き上げたと確信しております。加えて、私は日頃より、都留文科大学の学生は「わが国で最も素晴らしい学生である」と述べています。その素晴らしさは、学生個々の資質(素直さ・向日性・継続性・協調性など)と、全国から集まる彼らを受容し育ててくださる「都留市」という地域の懐の深さ、本学職員・教員(専任・特任・非常勤教員全員)のひたむきな努力と責任感、という三つによって支えられているのではないでしょうか。こうした都留文科大学の魅力やよさを、私も研究・学術担当副学長として大学認証評価の際に申し述べる、或いは70周年記念行事の機会を活用して発信するなどに努め、懸命に励んでまいりたいと存じます。ご指導・ご助力をお願い申し上げます。副学長就任特集82024年7月8日(月)

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