学報156-1
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本学が、令和7年度に創立70周年記念を迎えるにあたり、心よりお祝い申し上げます。この特別な節目に、同窓会長としてご挨拶できることを大変光栄に思います。 70数年前、私たちの母校は教育への情熱と地域社会への貢献を掲げて、「山梨県臨時教員養成所」として設立されました。それ以来、多くの優秀な人材を輩出し、社会の様々な分野で活躍する同窓生たちが、母校の誇りとなっています。同窓生が各分野で積み上げてこられた成果は、母校の理念と教育が確かなものであった証といえるでしょう。 振り返ってみれば、私たちが在学していた時代から、校舎や設備はもちろん、教育内容も大きく変化してきました。それでも、変わらずに守られてきたのは、この都留の地で培った「仲間と共に学ぶ真な姿勢と、困難を乗り越える精神」です。それは私たち同窓生にとって、今もなお大切にしている価値観であり、絆でもあり、社会での成功や挑戦を支える礎となっています。 また、今日まで同窓会が継承できているのも、歴代の先輩方や会員の皆さまの尽力のおかげです。母校の発展と同窓生同士の絆を深めるために、これまで多くの時間と労力を費やしてくださったことに、深く感謝申し上げます。 70年という長い歴史の中で、私たちは社会的にも多くの変化を経験してきましたが、同窓会の存在意義は変わりません。これからも、母校と同窓生の皆さまをつなぐ橋渡しとしての役割を自覚し、次の世代へと受け継いでいきたいと考えております。 結びになりますが、今後も母校の発展と皆さまのご健勝をお祈り申し上げるとともに、同窓会の活動に引き続きご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。さらに同窓生の皆さまには、今回の記念事業に是非一人でも多くの方にご参加、ご協力いただき母校の現状を見聞し、「大学愛」を深めていただければ幸いです。70周年というこの記念すべき節目が、この後の大きな飛躍への第一歩となることを信じております。今後ともよろしくお願い申し上げます。創立70周年を迎えて都留文科大学 同窓会長笹本 忠彦3都留文科大学報 第156号
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