学報156-1
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都留文科大学は、昭和28年4月に開設された山梨県立臨時教員養成所を起源に、昭和30年4月都留市立都留短期大学が誕生し、昭和35年4月に4年制の都留市立都留文科大学へと移行し、以来、多くの変遷を経て、短期大学創設から数えて、令和7年度に創立70周年の記念すべき節目の年を迎えます。 この70年の歴史の中には、幾多の苦難がありましたが、本学の教育振興に寄せる先輩諸氏、同窓生の母校愛、地域の方々のツルブン愛に支えられながら、輝かしい歴史と伝統を築き上げ、今日まで発展して参りました。これまで全国から集まり本学を巣立った36,000余名の卒業生が、日本国内にとどまらず国外においても幅広い分野で活躍されておられることは、本学及び地域(都留市)の誇りであり、誠に喜ばしい限りです。 現在本学は、文学部に国文学科、英文学科、教養学部に学校教育学科、地域社会学科、比較文化学科、国際教育学科を設置し、全国の47都道府県から入学者を集め、3,600名余りの学生が在学しており、人文科学を探求する大学として、確固たる地位を確立しております。 今後も、著しい少子化という逆境の中、全国の高校生に選択される大学として、この学生数を維持しつつ、伝統と学風をしっかり受け継ぎ次のミライへ繋いでいかなければなりません。 さて、このたび、創立70周年という節目にあたり、これまでの本学の歴史を鑑み、諸先輩方の輝かしい業績を称えるとともに、本学のさらなる飛躍と、新しい時代を逞しく生きる「ツルブン」の発展、「文大生」の育成を目指し、都留文科大学創立70周年記念事業期成会を結成し、次のとおり、記念事業を推進することといたしました。記念事業のコンセプトについて 在校生、教職員、同窓生に本学への愛校心や帰属意識、矜持を持っていただくとともに、新しい大学像を実現するため、さまざまな記念事業を計画し、本学の教育研究活動及び地域貢献にも繋げてまいります。また、学外に向けても積極的にPRしてまいります。 記念式典や記念誌の刊行などのソフト事業だけでなく、教育施設の整備などのハード事業も計画しております。 創立70周年事業に向けて、『色とりどりのミライへ。』事務局長 田中 正樹『つるフィールド・ミュージアム』『1号館1階ホール』『1号館全景』42024年12月9日(月)
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