学報157
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旅立つことば 思い返せば1年生の頃の私は、熱中したいものと思うように出会えず、それを模索する日々を過ごしていました。そんな中、転機が訪れたのは1年生の冬でした。 今では部活仲間である友人との出会いがきっかけでアイスホッケー部に入部しました。ルールすらよく知らない競技でしたが、アイスホッケーが初めて触れるスポーツであるというのは他の部員も同じでした。仲間がいる、だからこそ私も挑戦する決断ができたのだと思います。 この仲間と過ごした3年間、何度自信を失って涙したか、そして仲間に慰められたか分かりません。それくらい、自分の努力を疑う瞬間を何度も経験しました。それでも、仲間と共に努力の先にある楽しさを見つけながら乗り越え、この瞬間を着実に成果に変えてきました。だからこそ本気になれたと心から言えるのだと思います。元々興味がなかった競技にも関わらず、ここまで熱くなれたことを思うと「何をやるかよりも誰とやるか」が大切と言われる理由を知れた気がします。 この4年間で部活に限らず、一生懸命になれた時間は間違いなく、今後の自分をどこかで助けてくれる武器になると思います。そんな時間を過ごせた都留での生活は私の宝物です。最後に、これまで支え続けてくれた家族、ご指導くださった先生方、出会ってくれた友人に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。比較文化学科土田 遥出会いが与えてくれたもの気持ちを一つに! 私にとって都留文科大学での学びは、今までの価値観から一歩飛び出して世界で学ぶ始まりでした。4年前、「国際バカロレア(IB)教育を学びたい」「北欧で教育を学びたい」その一心で神戸から山梨に飛び込んで来ました。都留での生活は新しいことの連続で授業だけではなく、多様な背景を持つ仲間、先輩方、先生方と過ごす時間全てが学びそのものでした。特に、国際教育学科での学び、留学生のチューター、ダンスサークルなど様々な活動に取り組み、素敵な仲間と充実した日々を送った毎日は本当にかけがえのない思い出です。 文大生として都留、そして世界で学びました。交換留学先のスウェーデンの大学で半年間北欧教育を学び、長期休暇にはベトナム、韓国の学校でも自主的に教育実習を行い、仲間と共に日本中のIB認定校でも実習をするなど、トータルで20校以上の学校で実習をしました。その中で沢山の児童生徒や教師の方々に出会い、「世界中の学校で教える教師になりたい」「日本と世界の文化を繋ぐ架け橋となるGlobal Educatorを目指そう」と夢を見つけ4年間走り続けて来れました。素敵な出会いがあったから夢を持ち、夢で終わらせるのではなく、目標として実現し、これからも成長していきたいと強く思うようになりました。 卒業は未来へのスタートだと思います。いつか成長した姿でまた都留に仲間と戻って来たいです。国際教育学科 角田 万里愛都留から世界へ ~Global Educatorへの道~留学中のクラスメイトとの写真17都留文科大学報 第157号
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