学報158号
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 地域交流研究センターに着任しました原田真喜子です。専門は情報デザインとデジタルアーカイブ(貴重な資料をデジタルデータとして保存・利活用促進・未来に継承すること)です。 地域交流研究センターでは「真正なるデジタルアーカイブ」と「魅せるデジタルアーカイブ」の構築をします。前者は都留市の自然・文化資源に加えて大田堯元学長の教育資料DA化を中心に貴重な資料に世界中の人がアクセスできるような環境を構築します。後者は、「実際に都留に来たい」と思ってもらえるような情報発信をデザイン・実装します。 着任してまだ数日(執筆時点)ではありますが、早速植物のデータベースを作成するために、AI(深層学習)を用いて写真から学名を判定したり、先生・学生が持つ資料をデジタル地球儀にマッピングするシステムの開発などを行っています。 今後は新棟「つるフィールド・ミュージアム」にて地域とつながる学びと交流の場のデザインにも携わります。周辺のビオトープの生育の様子の3Dスキャン、ジオラマ作成など、デジタルと実世界をつなぐ展示にも関心があります。 私の研究は、都留文科大学周辺の人・自然・文化・学生・そして先生方のこれまでの歩みがあるからこそできるものです。この環境に感謝して、謙虚にまるッとデジタル化して発信していきます。これから大田堯元学長の資料を収蔵する部屋地域交流研究センター 特任講師原田 真喜子全部発信しますつるの魅力を文大に着任するにあたって17都留文科大学報 第158号

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